4/28:復活後第四主日宣教「あなたのこころを見守れ」
列王記上 11:1~13 眞柄光久 牧師
応答讃美歌:538番「神はわがやぐら」
・ソロモンについてこれまで以上に否定的に書かれています。申命記17章では、王に対して3つのこと、すなわち、多くの金や銀を持つこと、多くの馬を持つこと、多くの妻を持つことを禁じています。
・前の章の10章では、ソロモンが多くの金と馬を持っていたことが明らかにされていました。本章ではソロモンの女たちに関して語ることによって、彼の問題点をさらにあぶりだしています。
・ソロモンは異国の女たちを愛し、神から離れます。
・異国の女たちとの結婚を禁じたモーセの律法にもソロモンは背いていることになります。2、3節で繰り替えされた「心を迷わせる」というソロモンの失敗は、ファラオの娘をめとり、宮も建てたことから予測されたことでした。
・父ダビデに代わって偉大な王国を築き上げたソロモンでしたが、老年になったときには、正しく歩みませんでした。主の目に悪であることを行ったのです。異国人の女たちを愛することが、彼をその悪へと導き、ソロモンはイスラエルに偶像を礼拝させました。
・民のためにとりなして祈り続けるべきであったソロモンが、自ら崩れてしまったのです。
・ソロモンは主を完全に捨てたわけでもなくても、主に全く信頼できない状態、つまり、神にも異国の神々の両方に仕えたのです。
・その結果、ソロモンは神の怒りを買い、主から直接に、子どもの代に、王国が二つに裂かれると言われたのです。
・イスラエルの民の一致、また、神の国を世にもたらさられるのは、長い歳月を経て、イエス・キリストの出現を待たねばならなかったのです。
眞柄 光久 牧師
5/5:復活後第五主日宣教「聖なる目標に向って進もう」
フィリピの信徒への手紙 3:12~16 福井正躬 協力牧師