神の飢え渇き

7/28:三位一体後第九主日「神の飢え渇き」

列王記下17:1~12      眞柄光久 牧師

応答讃美歌:387番「シオンよ 急ぎ伝えよ」

・預言者を通しての神の度重なる悔い改めへの招きにも関わらず、北イスラエルの王ホシェアと民はその招きに応えようとせず、加速度的に国と民は滅亡へと向かって行く。

・ホシェア王は9年間統治したとあり、主の目に悪とされること行ったと記されているが、同時に彼以前のイスラエルの王たちほどではなかったとも記されている。

・しかし、悔い改めて、主なる神に立ち返ることはなく、アッシリア王シャルマナサルが攻めてきた時、主なる神に助けを求めて、祈ることなく、服従し、貢物を納めた。

・一方において、王ホシェアはシャルマナサルに服従すると見せかけ、エジプトに近づき、アッシリアへの貢物を納めず、背こうとする。

・そのことはアッシリア王シャルマナサルに知られ、アッシリア軍はサマリアに攻撃を掛けてくる。3年の間、サマリアはアッシリア軍に包囲され、ホシェア王の治世第9年(紀元前721年)にサマリアは陥落し、北イスラエルは滅亡する。北イスラエルの王、民はアッシリアに連れ去られていく。

・主なる神に従わず、異邦の神を拝み、他国の風習に従って歩んだ国は滅びる他なかったのである。

・エレミヤの預言の成就でもあった。「私に聞き従わず、耳を傾けず、かえってうなじを固くし、先祖より悪い者となった(エレ7:26)。」

・イエスも同じことを言われている。「彼らは目で見ることなく、耳で聞くことなく、心で理解せず、悔い改めない(マタイ13:13)。」

・人間には主なる神に背こうとする本質的なものがあるのだろうか。

眞柄光久牧師

8/4:三位一体後第十主日「危機の時の信仰」

列王記下19:1~13      眞柄光久 牧師