3/3:受難節第三主日宣教「すべて神がしてくださいました」
詩編44:1~9 眞柄光久牧師
応答讃美歌:21番「栄光と賛美を」
・ヘブル語の聖書では、詩編は5巻に分かれています。今日の個所は第2巻に属しています。今日の宣教の個所詩編44編が含まれている第2巻は42編から始まり、72編で終わります。
・それぞれの巻の終わりには必ず2回の「アーメン」がありますので、それがあれば、巻の終わりだということがわかるようになっています。
・ちなみに、第1巻は1~41編、第3巻は73~89編、第4巻は90~106編、第5巻は107~150編です。
・5巻に分けられているということにはそれほど意味はありません。それは、モーセ5書が5部構成になっているので、対応しているためではないかと言われています。
・週報の裏の「日々の聖書の学びのために」では、ヨエル書は29日の木曜日で終わり、3月1日からは詩編第2巻の42編から始まっています。
・42編は祈りの詩編です。42,43編は個人の祈りですが、44編は共同体の祈りになっています。42編と44編は同じ表題で始まっていますので、これら2つは1つの詩編ではないかと言われています。
・これら3つの詩編は神への切なる叫びです(42:9;43:2;44:23~24)。敵の虐げにより絶望に満ちた状況で、詩編の作者は神の救いと臨在を願い求めているのです。また、3つの詩編には、哀歌、祈り、未来への期待がバランスよく治められています。
眞柄光久牧師
3/10:受難節第四主日宣教「この世で豊かでも、獣のような人生」
詩編49:14~21 眞柄光久牧師