泣き叫びなさい

2/25:受難節第二主日宣教「泣き叫びなさい」     

ヨエル書1:13~20 眞柄光久牧師

 応答讃美歌:124番「この世はみな」

 

・ヨエル書は初代教会の伝統では「マルコによる福音書」と記されている。

・著者はヨエル(「主は神」という意味)である。彼の父がペトエルであると言う以外なにも知られていない。

・書かれた時期は、内容と状況から判断して、紀元前7世紀末から5世紀初と推定される。

・執筆場所は「主の日」が近づいたユダとエルサレムへの関心と憂慮を示していることから、ユダ地域で記されたものと思われる。

・執筆目的はユダとエルサレムに「主の大いなる恐るべき日」(2:31)が近づいたという神のことばが、ヨエルに与えられ、老人、青年、農夫、祭司など、すべての民に悔い改めを促すためにこの書が書かれた。

・ヨエルは、イナゴの群れのわざわいと飢饉のわざわいを「主の日」の前兆と見なした。当時、ユダの民には、その日がイスラエル(ユダ)の民にとっては救いの日であり、異邦の民にとってはさばきの日であるとの間違った信仰があった。

・ヨエルは、その日はユダがさばきを受ける日であると宣告する。救いは、悔い改めて主に立ち返った者に与えられる。

・ヨエルは祭司たちに泣き叫べと命ずる。飢饉が来るからだ。主の日は間近に迫っている。断食をし、神殿に民を集め、泣き叫べと誘う。破滅の日は近づいた。

・現在の私たちもいつも目を覚ましていなければならない。「主の日」はいつきてもおかしくないからである。              

眞柄光久牧師

                                

3/3:受難節第三主日宣教「先祖たちの勝利・私たちの勝利」     

詩編44:1~8 眞柄光久牧師