結婚の価値観と原理

1/28:顕現後最終主日宣教「結婚の価値観と原理」     

マルコによる福音書10:1~16 眞柄光久牧師

 応答讃美歌:591番「愛する二人に」

・ファリサイ派の人々は何とかしてイエスを殺す言質を取ろうとしていた。

・そこで、離縁についてイエスの考えを尋ねた。イエスの答え次第では、死刑にできるかも知れないと考えたからである。

・「夫が妻を離縁することは、律法にかなっているでしょうか」と、ファリサイ派は下手を装ってイエスに問う。

・それに対し、イエスは直接答えず、「モーセはあなたたちに何と命じたか」と、問い返す。彼らは「モーセは、離縁状を書いて離縁することを許しました」と答える。イエスは「あなたたちの心が頑固なので、そのような掟をモーセは書いたのだ」と、ファリサイ派の頑固さが、今に始まったことではないことを暗に含んだ口調で答える。

・イエスは天地創造の時にまでさかのぼって、結婚の意義を説かれる。「結婚は神が造られたわざである。男と女に造られた人が、結婚によって一体となり、別々の存在でなくなる。神が結び合わせてくださるのである。神がそうしてくださったものを、人は離してはならない」と解き明かされる。

・イエスのことばから、バプテスマのヨハネがしたように、自分の妻を離婚し、兄弟の妻のヘロディアと結婚したヘロデ・アンティパスへの非難のことばを引き出そうとしたファリサイ派は失敗し、黙って立ち去るほかなかったのである。

眞柄光久牧師

2/4:受難節前第二主日宣教「欲に目がくらんだ人」     

マルコによる福音書12:1~12 眞柄光久牧師