主が選ばれた人たち

1/7:顕現後第一主日宣教「主が選ばれた人たち」     

マルコによる福音書3:7~10 眞柄光久牧師

 応答讃美歌:71番「年の始めは」

・マルコによる福音書は「終わりのない書」とも言われています。マルコ書は実際には16章あります。ということは、書物的には16章で終わりと言うことになります。しかし、16章は最後ではなく、すぐまた元の1章に戻ることができ、ぐるぐる回り続けるように、際限なく読み続けられる書になっています。マタイ、ルカ、ヨハネのように締めくくりがないのです。

・それで、ペトロやアンデレがイエスから「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われ、直ぐ従えたのは、彼らはすでにイエスを知っていたからではないかと言われているのです。

・ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、父ゼベダイを雇い人たちと一緒に船に残して、イエスの後について行けたのも、彼らがすでにイエスを知っていたからだと同じように言われているのです。

・それであれば、彼らが、すべてを捨てて、イエスに従うことができた理由が分かります。

・また、ガリラヤ湖からかなり離れた内陸部のナザレで大工をしていたイエスが、なぜガリラヤ湖の湖畔に現れ、多くの漁師の中から、彼らを特定したかもわかってくるのです。

・聖書には書かれていませんが、そのようなことができたのは、聖霊の働きが背後にあったからではないかと言われています。

・主の新しい年2024年が始まりました。この1年も主に拠り頼み、上を向き、共に歩んでいきたいと思います。  

眞柄光久牧師

1/14:顕現後第二主日宣教「イエスの郷里で起きたこと」     

マルコによる福音書6:1~13 眞柄光久牧師