起死回生の望み

10/29:三位一体後第二十一主日宣教「起死回生の望み」

ルカによる福音書13:1~9   福井正躬 協力牧師

応答讃美歌:556番「恵みの高き峰」

「起死回生」(リヴァイヴァル)は四字熟語で、今にも死にそうなもの、滅びかけているものを再び生き返らせることを意味することばです。聖書に用いられてはいませんが、旧約聖書にも、新約聖書にもこのことばが当てはまる御業が様々記述されています。罪悪は世に満ちて人類絶滅の危機に瀕した時、ノアの家族8人により回生したこと。イスラエル民族の「過ぎ越しの祭り」、「プリムの祭り」など。イエス・キリストが公生涯のはじめに召された弟子たちがキリストの死と葬りを見た時、失望して皆離散しました。しかし復活された主と40日の間に幾度も交わりがなされ回生しました。それでも40日が過ぎて主が天に昇られるのを見届けると閉じこもり、約束の聖霊をいただくまでは元気を失いました。聖霊はキリストの人格、品性を信じる者のうちに注いでくださいます。生来の思いが変えられ改められていくのです。主イエスは、他人の非を報告しに来た人たちの心を見られて、「あなた方も新しく生まれななければおなじように滅びる」と告げられました。キリスト者は、各々置かれた境遇で御霊の実を結ぶように生かされています。キリスト教会の成長飛躍、起死回生のエネルギーは祈りです。

福井正躬協力牧師

11/5:三位一体後第二十二主日宣教「知恵深い人生」 箴言12:1~16   眞柄光久 牧師