10/15:三位一体後第十九主日宣教「知恵の招きに応じよ」
箴言9:1~18 眞柄 光久 牧師
応答讃美歌:262番「み霊よくだりて」
・「知恵は家を建て、七本の柱を刻んで立てた」というのは、知恵のある人は、柱が七本もある家を建てることができるということです。柱が七本もある家は、相当大きな家で、多くの人を招くこともできます。
・「獣を屠る」のは、本来は、男の務めなのですが、ここでは女性(知恵)が獣を屠り、酒を調合し、食卓を整えています。
・酒はぶどう酒のことですが、当時は風味を出すために蜂蜜や薬草を混ぜ合わせたりすることがあったので、調合したのでしょう。
・晩餐の準備をすべて終えた女性(知恵)は、はしためをつかわします。町の城門付近、特に城壁の上でです。彼女は城壁の上から呼びかけます。
・呼びかけられるのは知恵のない浅はかな者たちです。
・浅はかな者でも、彼女が焼いたパンを食べ、調合したお酒を飲めば、浅はかさを捨てることができ、分別を得て、命を長らえることができるというのです。
・知恵のない不遜な者を諭しても、侮られ、憎まれるだけで、自分が傷つくだけだと知恵は言います。
・知恵ある者を諭せば、その人に愛され、その人の知恵はさらに増し、説得力も増すと、知恵は言います。
・「主を畏れることは知恵の初め、聖なる方を知ることは分別の初め」と、再度、知恵の核心が繰り返されます。
・主を畏れることなくして、知恵は得られないし、得られなければ聖なる方、すなわち神を知ることもできず、当然、分別をわきまえることもできないのです。
・浅はかさは愚かな女にたとえられ、その女に、一旦捕らわれたが最期、死霊が待っており、深い陰府に引きずり込まれます。 眞柄光久牧師
10/22:三位一体後第二十主日宣教「教会、一つである共同体」
エフェソの信徒への手紙4:1~6 眞柄光久 牧師