信仰によって勝利した人々

9/24:三位一体後第十六主日宣教「信仰によって勝利した人々」

ヘブライ人への手紙11:32~40  眞柄 光久 牧師

応答讃美歌:16番「み栄えあれ 愛の神」

・死は怖いものなのだろうか。この世での生に執着すればそれは怖いものになるだろう。執着させるものは、自分が努力して得たもの、努力しないで得たものもあるかもしれない。たとえば、家族、家、車、財産、地位、名誉などなど様々ものがある。それらと離れたり、別れるのはつらい。

・しかし、いつかそれらのすべてのものを捨てなければならない時がくる。死の時だ。得たものすべてをこの世に置いていかなければならない、自分の肉体も含めて。

・ただ、生まれた時に神から与えられた霊魂だけが残る。しかし、怖い。経験したことのない世界に、一人で入って行かなければならないからだ。

・これが信仰を持つ者と、持たない者との差だ。信仰を持っている者には、この世にある時から、次の世で復活し、永遠に生きると言う希望が与えられている。だから、死を恐れることがない。恐れないどころか、むしろ希望を持って、喜んでこの世を後にすることができる。

・信仰を持たない者は悲惨だ。この世において人がうらやむほど、数々のものを山ほど持っていても、次の世に持っていくことはできない。次の世で、神から永遠の命をいた

だくためには、この世で何をしたかが問われる。

・「この最も小さい者の一人にしたのは、わたし(イエス・キリスト)にしてくれたことなのである(マタ25:40)。」

・貧しく、弱く、傷んでいる人を見て、見て見ぬふりをしなかったか。知らんふりをして、見過ごさなかったか。助けを全身で求めている人を無視しなかったか。おなかを減らした人に、自分の食べるものを分けあたえたかどうかなどが、神の前で問われる。

・「あわれみたまえ、この罪深いわたしを。なにもしなかったこのわたしを」と、いうのはどちらの人間であろうか。信仰を持っている者、それとも持っていない者。

眞柄光久 牧師

10/1:三位一体後第十七主日宣教「主を恐れることは知識の初め」

箴言1:1~19     眞柄光久 牧師