喜び受け入れる苦労

8/13:三位一体後第十主日宣教「喜び受け入れる苦労」使徒言行録21:15~26

眞柄 光久 牧師

・長崎バプテスト教会の主日第二礼拝は11時2分に始まります。それは長崎の上空で原子爆弾がさく裂した時間です。人も、建物も、小動物も、植物もすべて無に帰した瞬間です。人間の罪が神の愛を無に帰した瞬間です。

・灼熱と爆風と放射能照射の中で、神は人々と共に、呻き、叫び、のたうちまわられました。その姿は十字架の上で「エリ エリ レマ サバクタニ」と叫びながら殺されていったイエスご自身と重なります。

・長崎原爆資料館の入り口には1945年8月9日11時2分に止まったままの柱時計がぶら下がっています。その時計は、私たちが罪の存在であることをまざまざと思い起こさせます。

・その瞬間の寸前まで、戦時下とはいえ、普通の人々が普通の生活を送っていました。それらをすべて奪い、炭化させてしまった。

・長崎バプテスト教会の礼拝時間が11時2分に始まることに、原爆さく裂が夢想ではなく、現実であったことを突きつけられます。

・パウロもいつも死の瀬戸際に置かれていました。エルサレムに戻れば殺されるかもしれないと、兄弟たちはパウロのエルサレムへの帰還を押しとどめようとします。しかし、パウロには聖霊の導きにあらがう余地はありません。「行け、エルサレムへ、主の導きのままに!」

・屠り場に引かれていく羊のように、主イエス・キリストにならい、「私の願いではなく、御心のままに」と従順に歩みを進めるのです。

眞柄 光久 牧師

8/20:三位一体後第十一主日宣教「言行一致にの生き方」使徒言行録24:10~23  

眞柄 光久 牧師