4/2:受難節第六主日礼拝「偽教師の実体」 (ユダの手紙 1:17~25)
眞柄光久牧師
応答賛美 新生227「カルバリの丘へと」
・サムエル記上を終えて、サムエル記下に入る前に、読むことの少ないと思われる「ユダの手紙」を共に学んでみましょう。
・聖書の中にはユダは何人もいます。イエスを裏切った「イスカリオテのユダ(マタ10:4)。」 十二弟子の一人の「ヤコブの子ユダ(ルカ6:16)。」「反乱者であるガリラヤ人のユダ(使5:37)。」「バルサバと呼ばれるユダ(使15:22)。」そして、「イエスの兄弟ユダ(マコ6:3)。」
・この書簡の始めに、「イエス・キリストの僕で、ヤコブの兄弟であるユダ」と書いてありますので、初代教会の指導者で、主の兄弟のユダが著者だと考えられています。
・この書簡が書かれたのは、ペテロの手紙第二に出てくる偽りの教えとよく似た内容が多く記されているので、ペテロの手紙第二が書かれた紀元後60~65年頃であると推定されています。
・書かれた目的は「ともにあずかっている救い」について教え、真実の「信仰」のために戦うために書かれています。
・この手紙の中心聖句は20~21節で、「愛する人たち、あなたがたは最も聖なる信仰をよりどころとして生活しなさい。聖霊の導きの下に祈りなさい。神の愛によって自分を守り、永遠の命へ導いてくださる、わたしたちの主イエス・キリストの憐れみを待ち望みなさい」と、偽りの教えを教える偽教師から自分を守りなさいと警告しているのです。特に受難節の今。
眞柄光久牧師
4/9:復活祭宣教「復活の主を伝えよう」 (マタイによる福音書 28:1~15)
眞柄光久牧師