3/26:受難節第五主日礼拝「恐れを通して現れる信仰」 (サムエル記上 28:1~14)
眞柄光久牧師
応答賛美 新生28「わがすべての主よ」
・ペリシテ人はイスラエルと戦うために軍勢を集結させた。その軍勢の中に、ダビデの軍もいた。
・ペリシテの王アキシュは以前ダビデが逃げてきた時は狂人として扱い、ダビデを受け入れることはしなかった。
・しかし、今回はダビデの軍勢と財産を評価したのか、味方として受け入れ、イスラエルを共に攻めて欲しいと願う。
・同胞を攻めることになって困惑したダビデは、「それなら間違いなく、僕の働きがお分かりになるでしょう」と、あいまいに答え、イスラエルに攻め込むとも、攻め込まないとも受け取れる態度を示すと、それではと、アキシュ王に身辺警護を頼まれる。
・そして、唐突に、サムエルの死のエピソードが挟まれる。
・イスラエルの町シュネムに侵入してきたペリシテ軍に対して、サウルはギルボアに陣を敷く。サウルはペリシテ軍を見て、恐れ、ひどくおびえた。
・サウルは神に伺いを立てるが、既に神から見離されているサウルに神は答えられない。
・神の答えのないサウルは、自らが禁止した霊媒の女に伺うことにし、部下に霊媒の女を探し出すことを命ずる。部下は北へ10キロほど離れたエン・ドルで霊媒の女を探し出した。
・その女のところへサウルは変装して、二人の供のみを連れ、訪ねた。
・サウルは霊媒の女とわかれば殺されるかもしれないとおびえている女に、殺すことはないと誓約し、サムエルを呼び出して欲しいと懇願する。
・神の答えのないサウルにとって、唯一頼りになるのは死んだサムエルだけであった。・女がサムエルを呼び出すと、サウルは顔を地に伏せ、礼を尽くすのであった。そこまでせずにいられないほど、サウルは追い込まれていたのである。
・サウルが、死んだサムエルを霊媒の女を通してまで呼び出したのは、自分の王権を失うことを恐れるあまりのことだったのである。一度王権を握った者は死守を目指すのである。
眞柄光久牧師
4/2:受難節第六主日礼拝「偽教師の実体」 (ユダの手紙 1:17~25)
眞柄光久牧師