滅びに向かっていくサウル

3/5:受難節第二主日礼拝「滅びに向かっていくサウル」 (サムエル記上 19:8~17)

眞柄光久牧師

応答賛美 新生2「来たれ全能の主」

・先週の宣教は、ダビデとゴリアトの戦いが始まる所で終わりました。結果は言わずもがなで、神の霊で満たされたダビデがゴリアトを打ち倒し、その首を掻っ切ります。それを見たペリシテ軍は潰走します。イスラエル軍の圧倒的な勝利です。

・王子のヨナタンはダビデと霊による友情の固い約束を交わします。自分の王子としての身分を現わす上着をダビデに与えただけでなく、鎧、兜、剣、弓、帯までダビデに渡します。これは王子としての軍事指揮権をすべてダビデに渡したということになります。

・イスラエルの女たちのサウル王の戦勝を歌う歌詞の中に、「サウルは千を打ち、ダビデは万を討った」があり、それを聞いたサウル王は激怒し、それ以来、ダビデが自分の王座を狙っているのではとの猜疑心にかられ、冷遇し始めるのです。

・ダビデは悪霊に取りつかれたサウル王に二度、槍で突かれそうになりますが、神の霊はそうはさせません。なんなく難を逃れます。

・主がダビデと共におられるので、サウル王から遠ざけられ、死ぬ確率の高い千人隊長にさせられて、前線に出て。先頭になって戦っても、連戦連勝で、イスラエルもユダも、すべての者がダビデを愛するようになります。

・しかし、サウル王はそのようなダビデを見て、ますます恐れをかきたたれ、娘婿にすれば、反逆を防げるのではと、王女ミカルをダビデの嫁として与え、自分の味方として取り込もうとします。

・また、サウル王は王子ヨナタンと家臣全員にダビデを殺せとの命令をだしますが、ヨナタンのダビデを思う霊的友情によって、サウル王の命令を撤回させ、ダビデはそれまで通りサウルに仕えます。ダビデの人気が上がる一方、逆に、サウル王は滅びに向かって下って行くのです。

眞柄光久牧師

3/12:受難節第三主日礼拝「人が恐れるとき」 (サムエル記上 21:10~15)

眞柄光久牧師