一粒の麦

1/22:顕現後第三主日礼拝「切実な祈りと応答」(サムエル記上 1:9~18)

眞柄光久牧師

応答賛美 新生14「心込めて主をたたえ」

・約3,000年前の子に恵まれない一人の女性の祈りがイスラエルの歴史を大きく変えたのです。

・今となれば、痕跡も残っていない小さな田舎町エフライムの山地ラマタイム・ツオフィムに住んでいたエルカナの妻ハンナが子が授かるようにとシロの幕屋で祈ったのです。「主よ、私に男の子を授けて下さいましたら、その子を一生主にお捧げします」と祈ったのです。

・この祈りが、それまで、部族の緩やかな共同体であったイスラエルを後に王国にかえていくのです。

・その中心的な役割を担ったのが、ハンナに授かった男の子サムエルでした。

・サムエルはどちらかと言えば王国建設に消極的でした。しかし、イスラエルが周りを王国に囲まれ、また、ペリシテ人たちの深刻な脅威があり、それに対抗するためには、イスラエルも王国でなければならないと、切にサムエルに求めるのです。

・しかたなく、サムエルは王になる人物を探します。そして、見つけたのが、背が高く、み目うるわしいサウルだったのです。

・しかし、サウルは神のめがねにかなった人物ではありませんでした。サムエルはサウルを廃し、エッサイの子ダビデに油注ぎ、サウルに代えて、王とするのです。そして、イスラエルは歴史上最高の繁栄をダビデ王のもとで遂げるのです。

・田舎町の男の妻の小さな祈りが、イスラエルを大きく変えたのです。

眞柄光久牧師

 

1/29:顕現後最終主日礼拝「霊的戦いで敗れる理由」(サムエル記上 4:1~11)

眞柄光久牧師