霊的戦いで敗れる理由

1/29:顕現後最終主日礼拝「霊的戦いで敗れる理由」(サムエル記上 4:1~11) 

 眞柄光久牧師

 応答賛美 新生556「恵みの高き峰」

・今回の段落の最初は『サムエルの言葉は広くイスラエルの民に及んだ(聖書協会共同訳1節)』で始まります。なのに、サムエルは数十年の間、」歴史の表には登場しません。どこで、なにをしていたのかも書かれていません。全イスラエルの士師のような存在になったのにも関わらずです。

・その間イスラエルは神に拠り頼むことなくペリシテ人と闘い、4,000人の兵士を失い、負けます。

・負けたのは神の箱がないからだと、シロにある神の箱を戦いの場に持ってきます。ところが、あにはからんや、今度は大負けし、3万人のイスラエルの兵士が失われます。それどころか、神の箱もペリシテ人に奪われてしまい、エリの息子の祭司であるホフニとピネハスも戦死してしまいます。

・神の箱がペリシテ人に奪われたとの報告を受けると、祭司エリも『城門の傍らに設けてあった席から仰向けに倒れて、首を折って(18節)』死んでしまいます。

・日頃、まごころを尽くさず、無視しているのに、都合が悪くなったからと、神の箱を持ち出しても、それは単なる箱であって、神はそこにはおられません。人間の望むように、そうは問屋がおろしてくれません。

・私たちも同じようなことをしてはいないでしょうか。日頃神をあがめず、むしろないがしろにしているのに、病気とかなにか大変なことが起きると、神に祈る。それでは神は応えては下さいません。日頃の生活が肝心です。日々、信仰的な生活をしているかどうか一度顧みてみましょう。

眞柄光久牧師

 

2/5:受難節前第三主日礼拝「自分の思い通りにならないとき」

(サムエル記上 8:1~9) 眞柄光久牧師