神の愛と、子となった聖徒

12/25:降誕祭主日礼拝「神の愛と、子となった聖徒」(ヨハネⅠ 3:1~10)

眞柄光久牧師

応答賛美 新生200「もろびとこぞりて」

「イエスキリストの誕生日」  
・イエスは西暦33年の春、過ぎ越しのニサン(アビブ)の月の14日に十字架の上で殺されました。それから逆算すると、イエスが生まれた時期をある程度正確に推定できます。イエスは3年半の宣教を開始した時におよそ30歳といわれていますから、西暦2年の初秋に生まれたことになります。

・また、聖書には、羊飼いたちが夜通し羊の番をしていたと述べられているので、寒い12月であったとは考えにくいのです。

・また、ローマ皇帝アウグストゥスから、全領土の住民に、登録せよとの命令もだされました。ということは、出身地に帰らなければならないということでした。冬の真っ最中にそのような旅をすることを、いくら皇帝であっても命令することはできなかったはずです。

・そのようなことを考えると、イエスの誕生はまだ夏の温かさがわずかに残る初秋のことではなかったかと思われます。

・もし、そうであったとしたら、今のクリスマスとは全然違ったものになっていたかもしれません。しかし、私たちは歴史学者でありませんから、正確なイエスの誕生日を知ることではなく、愛の神であるイエスがこの世に来て下さったということが一番大切なことなのです。

・だから、後世の人は、色々な要因を鑑み、イエスの誕生日を12月25日にしたのでしょう。今のわたしたちにとって、救い主イエス・キリストの誕生日はこの日なのです。メリークリスマス。

眞柄光久牧師

1/1:新年主日礼拝「主イエスの夜通しの祈り」(ルカ 6:12~16) 福井正躬協力牧師