小さな十字路

11.27: 宣教「小さな十字路」(ルカ10:2)

眞柄光久牧師

応答賛美 新生388「主よわが心に」

・1840年12月、エドワード・ハリス・ムーンとアンナ・マリアとの間に、3番目の子が生まれた。シャーロット・ディグスと名づけられ「ロテー」という愛称で呼ばれた。

・1912年12月24日、クリスマㇲの前夜、神戸の港に静かにいかりをおろした船があった。冬の日の最後の日ざしが船室の窓から差し込んでいた。ベッドに横たわったアメリカ人女性は、両手を中国風に組み合わせ、顔に多くの先達者との再会の喜びを浮かべ、名を呼び、彼女の魂は天に帰って行った。

・彼女の遺骨は、ヴァージニア州リッチモンドの郊外に埋葬された。美しい大理石の墓石には、 “ロテー・ムーン 1840-1912 40年間、中国に伝道した南部バプテスト連盟の宣教師“と刻まれ、そして、最後に書きそえられたのは”死に至るまで忠実な者”の刻印であった。

・2021年2月14日の夕方、一人のアメリカ人宣教師が息を引き取った。93才であった。その3分の2、約60年間を日本への宣教のために尽くした。

・死ぬ前に、「一度でいいから、故郷に戻りたい」と言うことはなかった。「私の故郷は天にある」と天に帰られて行った。この宣教師とは、大井バプテスト教会のレニー・V・サンダーソン・大谷先生のことである。今、無数の宣教師が、世界中に散らされ、主の福音を宣べ伝えている。この流れは、決して絶えることはない。絶えたように見えても、必ず、どこからか流れ出すのである。

眞柄光久牧師

12/4:降誕節第二主日礼拝「咎と病を嘆き、救いを求める祈り」(詩編38編:1~22)

眞柄光久牧師