ゴシェンの地に住みなさい

11.20: 宣教「ゴシェンの地に住みなさい」(創世記46:28~30)

眞柄光久牧師

応答賛美 新生559「わが主イエスよ」

・先週は、城野俊行執事の特別伝道で、多くの人たちが集まり、深い学びと楽しい時を過ごすことができて感謝でした。愛餐会ができたら、もっとよかったのになと思ったのは、よくばりな思いだったのでしょうか。

・神さまは、コロナ感染や、ウクライナ・ロシアの戦争などの暗いニュースの続く中でも、私たちに、喜びや、楽しみを与えて下さいました。

・ヨセフがエジプトで、ファラオに次ぐ第二の権力者になったのは、神さまの摂理が背後に働いていたからなのです。当事者にはそのことはなかなかわかりません。でも、神から知恵と知識を、生まれながらにしてといってもいいほど恵まれていたヨセフは、次々と正しい決断をしていきました。

・後に、ユダヤ民族はエジプトで数百万という大集団になるのですが、ヤコブがカナンからゴシェンの地に連れてきた一族の数は、たった70人ばかりだったのでした。

・エジプトの第二の権力者となったヨセフには、エジプトでも最良の場所を選べたはずなのに、なぜ、エジプトの王宮があり、貴族も多く住んでいたナイル川の河畔ではなく、辺境の地と呼ばれたゴシェンの地を選んだのでしょうか。

・ヨセフは信仰を第一とする人でした。偶像崇拝が国の隅々にまで染み込んでいたエジプトの文化・習慣に交ざることをよしとせず、ユダヤの信仰を守るには、エジプト人たちと交わらない、辺境の地がよいとヨセフは判断したのでした。

・それにカナンにも近く、羊たちの餌の草原にも恵まれていました。その結果、それからも続く厳しい飢饉の影響もそれほど受けず、ヨセフの兄弟たちも、それぞれ独立した経済的にも安定した生活を営むことができると考えたのでしょう。ヨセフの知恵と学識は背後で働いている神の摂理に忠実に従った結果だったのです。 

眞柄光久牧師

11/27:主日礼拝「小さな十字路」(ルカ10:2)

眞柄光久牧師