咎と病を嘆き、救いを求める祈り

12.4: 宣教「咎と病を嘆き、救いを求める祈り」(詩編38編:1~22)

眞柄光久牧師

応答賛美 新生384「語り伝えよ 神のみ言葉」

・ダビデが重い病気になった時の詩である。今、自分が重い病を得ているのは、自分の頭を越えるほどの過ちと、愚かな行いを神に犯したゆえであるとダビデは神に告白している。

・この時代は、病は神に犯した罪からくるものであると考えられていた。

・詩人は、その病によって、身をかがめ、深くうなだれ、日夜、打ちしおれて歩き回るほかなかった。しかも、腰はただれにただれ、体に健やかなところはなくなってしまったと言う。その上、力はなくなり、打ち砕かれ、心は呻き、うなり声をあげることしかできなかった。

・このような自分を救ってくださるのは、神であるあなたしかないと嘆き願う。

・心は動転し、自分自身の力も自分を見捨て、目の光もなくなってしまった。そういう私を見て、愛する者も友も、そばに寄らず、離れ立ち、親戚の者も私を見捨てて遠くに行ってしまった。

・そのような状態の私なのに、それでも、私の命を求めて罠を仕掛けたりする。私にわざわいが降りかかることを願い求める者は、私が破滅すると言い、隙あらば、欺こうとする。そのような者たちの言うことにはいっさい耳をふさぎ、聞かないようにしているし、口をふさぎ話もしません。

・そういう中で、私はひたすら神であるあなたを待ち望む。私の嘆きに応えてくださるのはあなたしかいません。詩人は、神に見捨てられ、神が遠く離れ去ることを怖れ、ただひたすら、救いを求め続けるのです。   

眞柄光久牧師

12/11:降誕節第三主日礼拝「人生の真の楽しさと幸せの秘訣」(伝道の書:2:1~11)

眞柄光久牧師