10.23: 宣教「ユダより正しかったタマル」(創世記38:24~30)
眞柄光久牧師
応答賛美 新生134「生命のみことば たえにくすし」概要から
・先週の主日の宣教は、父イサクがヘブロンで180才の死を迎え、和解をした息子のエサウとヤコブが共にヘブロンのマムレの木の下で彼を葬ったというお話でした。
・筆者はイサクを葬ったエサウの系図を続けて書いていきます。エサウはエドムの始祖になり、将来的にはイスラエルと敵対関係になる民族になります。
・エサウはヤコブのように、自分の生まれ故郷から、妻をめとることはせず、カナンの娘の中からめとりました。その上、イシュマエルの娘もめとりました。
・神によって祝福されているエサウは財産が増え、現住地にいることができなくなり、セイルの山地に移動します。そこは、エサウの支配地となり、エドムと呼ばれるようになります。
・セイルの山地に定着したエサウ一族はさらに繁栄し、次々と首長を生み出していきます。
・セイルにはフリ人が住んでいました。フリ人も次々と、首長を生み出していきました。
・イスラエルではまだ王制がなかったにもかかわらず、エドムでは既に王制が敷かれていました。
・しかし、王制は一代ごとで、世襲制はまだ確立されてなく、王は次々と交代していきました。
・同時進行的に、エサウの一族からも、首長が次々と輩出されていきました。
・そのような状況の中で、話は、ヨセフの話に変わっていきます。ヨセフは、ただでさえ父イスラエルの偏愛によって、他の兄弟たちから憎まれているというのに、兄弟たちが自分にひれふすという夢を語ります。それゆえ、嫌悪と妬みにあふれた兄弟たちに、ミディアン人の商人に売り飛ばされ、エジプトで奴隷にされるのです。
・一方、イスラエルの息子たちのなかでも、四男のユダは兄弟の中で、中心的な役割を果たすようになっていきます。彼は、妻を亡くした後、羊の毛を刈るためにティムナに向かう旅の途上、亡くなった息子の嫁タマルと通じてしまうのです。タマルは身ごもり、ユダに双子を産むというのが今日の宣教の個所になります。果たして、タマルが正しいのか、ユダが罪を犯したのかが語られます。また、レビラート婚の功罪にも触れられています。
眞柄光久牧師
10/30:主日礼拝「すべてのこと福音のために」(Ⅰコリ9:23~27)
福井正躬協力牧師