10.09: 宣教「エサウとの関係回復のために」(創世記32:13~20)
眞柄光久牧師
概要から
応答賛美 新生14「心込めて主をたたえ」
・妻ラケルとレアと一族を引き連れたヤコブは、兄ラバンとの決して「立つ鳥、後を濁さず」どころか、「立つ鳥大いに濁した」逃亡をして、カナンの故郷の地に向かいます。
・バダン・ハラムから、生まれ故郷のベエル・シェバまで、500キロ以上の道のりがあります。普通の人が歩いたら7日の距離のところですが、家畜をたくさん持っているヤコブの一族は、小さい子供もいますから、すぐには着けません。かなりの時間がかかったと思います。
・ヤコブに逃げられたと思った義兄のラバンは血の気の多い若者を引き連れ、後を追い、7日目で追いつきます。
・ラバンは、自分がヤコブにしたことは棚に上げて、荒野で自分の羊の毛を刈っている留守を見計らって逃亡したヤコブへの憎しみと怒りで、「とさかに来た(古いですね昭和の死語)」状態で、ヤコブに追いつきます。
・しかし、神に祝福されているヤコブとその一族には、手を出せません。ラバンの「とさか」もしだいに白くなり、ヤコブと互いに侵略し合わないとの契約を交わし、ラバンは自分の地へと帰って行きます。
・ヤコブの次の大きな難題は、兄のエサウに会うことでした。20年前のこととは言え、エサウの長子の権利を一杯の煮物で奪ったり、羊の毛をつけて父のイサクから相続権も奪ったりしたヤコブは、エサウに殺されるのではと、内心びくびくものでした。しかし、ヤコブはその手はずを抜かりなく整えるのでした。この抜けのなさも、神の祝福ゆえにとしか考えられません。
・自分が首になった後、どこかに雇ってもらえるように、借りた人たちの借金証書を減じた抜け目のない雇人の暗示がここに見られます。
眞柄光久牧師
10/16:主日礼拝「希望をみつめよう」(創世記35:16~29)
眞柄光久牧師