キリストの香り

07.10:  宣教「キリストの香り」(Ⅱコリント2:12~17)

眞柄光久牧師
概要から

応答賛美 新生207「緑も深き」

    

・フィリップ・ヤンシーというアメリカのキリスト教関係のベストセラーを連発している作家がいます。彼の書いた本のうちの一つに、「神は自分の食べ物を作らせるために人間を造った」という文が書かれていました。

・神の食べ物とは動物の肉を取り除いたあとの脂肪を焼いた香りです。宥めの香りと呼ばれています。

・ユダヤ人は今でも、決して、動物の肉の血と脂肪を食べません。血は命であり、食べてはならないと神に命じられており、また、脂肪は神にささげる食べ物だからです。モーセ五書の中に頻繁に出てくる神の戒めです。

・以前、イタリアの友人を成田に迎えに行ったことがあります。彼は高い鼻をくんくんさせて、「日本の空港は醤油の匂いがするね」と言いました。その、リベンジではありませんでしたが、彼がイタリアのリナーテ(ミラノ)空港に迎えに来てくれた時、「イタリアの空港って、ガーリックの匂いがするね」とお返しを言ってあげました。香りと匂いはちょっと違うかもしれませんが、からだにしみついているものです。本人は気がつかなくても、他人には分かるものなのです。

・パウロのいう香りとはどのような香りだったのでしょうか。「かぐわしい香り」と聖書協会共同訳には書かれています。しかし、その全文を読むと、「私たちは神に献げられるキリストのかぐわしい香りだからです」となっています。キリストがかぐわしい香りを放っているのではなく、わたしたちが、キリストにとってのかぐわしい香りになるのです。その香りになるためには焼かれなければならないのです。

眞柄光久牧師 

 

7/17:主日礼拝「神の働き人」(Ⅱコリント6:1~13) 

眞柄光久 牧師