12.19：  宣教「人となられたキリスト」（ヨハネ1:9～18）     眞柄光久牧師

概要から

応答賛美　新生200「もろびとこぞりて」

例年、クリスマスイブは、仲良し５人組で、ニューヨークはマンハッタン２３丁目の日米合同教会のイブ礼拝から始める。日本語と英語のバイリンガル礼拝。４５分きっかりで終わる。タクシーを拾い、５５丁目の長老派教会へと急ぐ。イブだからタクシーはなかなかつかまらない。気はせくけど、悪くはない気分。仲間の目もキラキラしている。５５丁目教会ではこれ以上だしようがない大声で賛美する。そして、イブのお目当て、リバーサイド教会へ行って、メトロポリタンオペラ歌手の賛美を聞く。夢の中をさまよう感じ。なぜか５人、横並びに、手をつないでいる。礼拝が終わっても、なんとなく別れがたく、右手にセントラルパークを見ながら、ぶらぶらと５番街のイルミネーションの下をティファニーに向かって歩く。男３人、女２人の中年の5人。内一人はゲイ。ティファニーをちょっとすぎた所で、ホームレスの男がボクの肩に故意につきあたる。ニヤッと笑い、右手を差し出す。ボクはポケットから２０ドル札を出し、男の手に握らせる。“Happy Christmas to YOU !”男は酒臭い息を吹きかけながら、”God Bless You !(神のご加護を)と返す。ボクらは、この時間が永遠に続くと思っていた。

　２年後、一人はテロでビルごと吹っ飛ばされ、一人は薬物中毒で死に、もう一人は離婚してシアトルへ。もう一人は行方不明。そしてボクは今、大牟田にいる。

牧師　眞柄　光久

 

12/24：ｸﾘｽﾏｽ ｲﾌﾞ礼拝「永遠の王なるキリスト」（イザヤ11:1～9）眞柄光久　牧師
12/26：主日礼拝「神の国の原理」（マルコ4:21～29）眞柄光久　牧師