福音のはじめ

10.3
  宣教「福音のはじめ」(マルコ1:1~15) 概要から
応答賛美 新生326「ガリラヤの風」

 

・マルコによる福音書は「神の子イエス・キリストの福音のはじめ」で始まります。イエス・キリストが神の子であることを宣言しているとともに、イエスの生と死と復活によって与えられた救いの使信を指す言葉でもあります。

・福音という意味がもう一つよくわからないと質問を受ける時があります。意味は「よい知らせ、喜びのおとずれ」という意味です。

・<旧約聖書>では、特にヤハウェの支配と救いの時の到来に関して用いられています。

・ローマでは、皇帝の誕生や即位に関する喜びのおとずれの言葉として使われています。

・だから、弟子たちがキリスト教の宣教を開始したころ、この福音という言葉は、人々民衆の中に広く行きわたっていた期待感と結合していました。弟子たちは、この語をキリスト教の用語として採用し、新しい内容で満たすことによって、皇帝礼拝における喜びのおとずれに対抗して、ただ一つの、そして真の意味での喜びのおとずれを提示したのです。

・救済史的に見れば、福音はまた、これまで隠されていたが、今はじめて明らかにされた神の秘密であり、その最終目的は、一つの信仰、希望とにおいてすべての人々が一致することにほかなりません。

眞柄光久 牧師

 

10/10主日礼拝宣教「イエスの働き」(マルコ1:16~34)眞柄光久 牧師