不従順に伴う苦しみ

07.25
  宣教「不従順に伴う苦しみ」(申命記28:25-35) 概要から
応答賛美 新生21「栄光と賛美を」

 

・「のろい」というと、大宰府に流された菅原道真のことを思い起こします。道真が失意のうちに死ぬと、朝廷筋では怪死事件が頻発しました。極みは大納言民部卿の藤原清貴ら7人の落雷での死です。それを道真ののろいと醍醐天皇は恐れ、北野天満宮に道真を神として祀ったのです。

・神と人ののろいはどう違うのでしょうか。神ののろいは人の神への不従順さからきます。神は私に従いなさい、それがあなたがたの祝福される道ですといわれるのです。愛に裏打ちされたのろいなのです。

・人ののろいは復讐心からきます。そこには愛を見ることはできません。あるのは憎悪です。

・メディアでは恋愛事件がらみの傷害事件がよく報道されます。動機は憎悪から生じる復讐心からによるものがほとんどです。「こんなに愛しているのに、それに応えてくれない」とか、「裏切った」とかで殺人に至るものもあります。そこに強い独占欲も見ます。人が人を恋愛感情ゆえに独占することは許されるのでしょうか。

・神は「わたしをおいてほかに神があってはならない」といわれます。これは神の人に対する独占欲でしょうか。そうではありません。神を離れては、人が祝福を受けることができないと愛の心でいわれているのです。神の独占欲は人の独占欲と違い、人を真に自由にし、解放します。

牧師 眞柄 光久

 

8/1主日礼拝宣教「断食と祈り」(マタイ6:16-18)福井正躬 協力牧師