キリスト教はご利益宗教か

07.11
宣教「キリスト教はご利益宗教か」(申命記28:9-12) 概要から
応答賛美 新生521「キリストには替えられません」

・詩人の吉野弘さんの「豊かに」という詩を読みました。昭和38年(1963年)の炭塵爆発事故で一酸化炭素中毒になり神経機能麻痺になった塚本正勝さんのことを詠った詩です。

・塚本さんはその記憶機能の不自由さの中から「苦労を豊かにする」という言葉を選ばれました。

・これはイエス様のことだと思います。イエス様は「苦労を豊かに」してくださっています。十字架という究極の苦労を豊かにし、私たちを救いに導く。苦労して、苦労して、報われるのは、十字架上での死。これではご利益宗教になれるはずがありません。

・韓国のソウルで、南大門市場で会ったおばさんの印象がいまだ強烈に残っています。「ここで稼いだお金は全額教会に献金する」と言われました。全額! 生活費はどうするのと思いました。まるで2レプタの全生活費を献金したあのやもめと同じではないでしょうか。「それが生きがいであり、嬉しいのです」とそのおばさんは、にこにこして言いました。

・私の命令を守るなら、あなた方は、乳と蜜の流れる地に入れると神様は言われた。見返りがあるから、神様の命令を守るのでしょうか。それは見返りではありません。神様がイスラエルの民の祈りに応えてくださったものなのです。

牧師 眞柄 光久

7/18主日礼拝宣教「神ののろいとは(申命記28:15-24)眞柄光久 牧師