永遠の命とは

03.07 宣教「永遠の命とは」 (ヨハネ17:1-5) 概要から

応答賛美 新生431「いつくしみ深き」

体育の教師であった星野富弘さんはクラブ活動指導中の事故で頸椎を損傷し、首から下の機能を失いました。病床で神の愛を知り、クリスチャンになった彼は絵筆を口にくわえ、あの味わい深い文字と画を描き始めます。今も多くの人が彼の作品によって生きる力を与えられています。その彼が、「いのちが一番大切だと思っていたころ生きるのが苦しかった。いのちより大切なものがあると知った日、生きているのが嬉しかった」と語りかけます。しかし、「いのちより大切なもの」が何であるかは読者に考えさせているようです。彼の心にある聖書のことばの奥深さを思います。主イエスは「永遠の命」について語りますが、それは「いつまでも続く死後の命」ではありません。主は、「永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです」(ヨハネ17:3)と言われました。「唯一の神とイエス・キリストを知ること」とある「知る(ギノスコー)」とは体験的に知ることを表す言葉です。これが「信じる」ということの聖書的な意味です。永遠の命は死んでからではなく、今生きているときに経験すべき「いのちより大切なもの」、神のとの生ける交わりのことと言えましょう。  牧師 金子 敬

3/14 主日礼拝 宣教「二つの願い(生活とキリスト教)」 (箴言30:7-9、マルコ12:41-44) 眞柄光久(まからてるひさ)神学生