神にかたどって創造された

1.10 宣教「神にかたどって創造された」 (創世記1:26-28) 概要から

応答賛美 77(1,4節) 「恵みふかき 父なる神」

聖書中に「三位一体(さんみいったい)」という表記はありませんが、教会では「祝祷」で伝統的に「主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた一同と共にあるように。」(Ⅱコリント13:13)を唱えます。ここでパウロは明らかに神を「三位一体」のイメージで捉えていたことが解ります。旧約聖書では十戒と共に最も重要な掟として「シェマーイスラエル」を掲げますが、そこには「聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主である。」(申命記6:4)とあります。また、創世記1:26に「神は言われた『我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう』」と、神を「我々」と複数形を用いて表しています。そこで、「唯一」と「我々(複数)」との両者をどのように受け止めるのかに対し、「多様の複数形」「威厳の複数形」などの他に、「交わりにおける複数形」の説も有力です。即ち、父なる神は子なる神と聖霊なる神と交わりを持ちつつ父なる神なのだというのです。お互いに切り離せない関係性の中にある名称なのだというのです。こうして三つの位格(ペルソナ/神格)において表される唯一の神、それが聖書における神の名称となるのです。その「神の像」にかたどって私たちも創造されたのです。   牧師 金子 敬

1/17 主日礼拝 宣教「愛を身に着ける」 (コロサイ3:12-17) 金子 敬 牧師