キリストに選任された者

1.3 宣教「キリストに選任された者」 (ヨハネ15:11-17) 概要から

応答賛美 431(1,3節) 「いつくしみ深き」

イエスに結ばれるキリスト者は、主イエスが現わされた「愛(アガペ)」に生きるように、キリストによって選ばれ、任命された人のことです。「愛」という言葉は一般的には親子の愛、男女の愛などによってイメージされますが、主イエスが弟子たちに示された愛は、「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。」(ヨハネ15:12)に集中しています。これは唯一、十字架の死を通して罪人の贖いのために表された贖罪の行為により明らかにされました。主イエスはご自身が「自分の命を捨てる」という行為で、歴史の中に唯一無比の出来事としてこれを現されたのです。そして、今や、キリスト者としての選びはまさに「あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと・・・任命した」(同15:16)のです。即ち、キリスト者はキリストの歩みを自らの歩みで証しするために選び立てられたということです。これこそ「僕(奴隷)」ではなく「友」(同12:15)と呼ばれる所以です。真の友はお互いに向き合う関係ではなく、同じものを見上げる関係性の中にあります。主が「互いに愛し合いなさい」(同15:17)と命じるのはイエスに愛された者への励ましと言えましょう。  牧師 金子 敬

1/10 主日礼拝 宣教「神にかたどって創造された」 (創世記1:26-28) 金子 敬 牧師