マリアの賛歌

12.06 宣教「マリアの賛歌」 (ルカ1:46-56) 概要から

応答賛美 新生 151(1,5節)「わが心は あまつ神を」

アドベントのローソクが2本灯され、いよいよクリスマスが近づきました。今朝はイエスの母として選ばれた少女の歌う「マリア賛歌」に心を合わせます。さて、音楽の世界に詳しい方であればこの賛歌が“マグニフィカト”と呼ばれていることをご存知でしょう。ラテン語で「大きくする」の意味ですが、この聖書における原型がギリシア語で“メガリュノー”で、「あがめる」(ルカ1:47)と訳された言葉です。即ち、この告白によりマリア自身が「小さくなる」ことを意味していますが、ただ単にマリアの謙遜さを表すというよりも、主ご自身の絶対的な力強さをほめたたえているのです。この力強さが51-53節の一文に表されます。即ち、「主はその腕で力を振るい、思い上がる者を打ち散らし、権力ある者をその座から引き降ろし、身分の低い者を高く上げ、飢えた人を良い物で満たし、富める者を空腹のまま追い返されます。」(同1:51-53、下線部分が不定過去形で、決定づけられた一回性を表します。)とあり、虐げられた者たちへの解放到来を予言的に告げるメッセージなのです。それは、マリアを御子の母として選ばれた聖霊(同1:35)が、彼女の口を通して語らしめたと言葉と言えましょう。  牧師  金子 敬

12/13 主日礼拝 宣教「ザカリアの預言」 (ルカ1:67-80) 金子 敬 牧師