ザカリアの預言

12.13 宣教「ザカリアの預言」 (ルカ1:67-80) 概要から

応答賛美 14(1,3節) 「心込めて主をたたえ」

ルカはイエス・キリストにおいて現された福音の偉大さを伝えるにあたりその道筋にバプテスマのヨハネの誕生を記します。このヨハネは常識的に懐妊しえない高齢のザカリアとエリサベト夫婦のもとに生まれてきます。昔、アブラハムとサラ夫妻が子供の誕生を約束されても信じられずにその不信仰を露呈したごとく、ザカリア夫妻も、「年をとり過ぎてしまっている」(ルカ1:18直訳)と不信の言葉を発します。このため彼はわが子の誕生の時が来るまで「口が利けなくなり」(同1:20)ました。これはザカリアの不信に対する神の裁きです。しかし、この裁きは彼が信じることに立ち帰る、救いに至る裁きでした。舌がほどけ、ザカリアが最初に発した言葉が、「ほめたたえよ、イスラエルの神である主を」(同1:68)でした。この幼子こそが「いと高き方の預言者、主に先立って道を整え、主の民に罪の赦しによる救いを知らせ、暗闇と死の影に座している者たちを照らし、平和の道に導く」(同1:76-79)預言者として立つバプテスマのヨハネです。そしてこの「罪の赦し」は救い主イエスの誕生において実現するのです。神の救いの物語は人知を超え、歴史を貫いて語られているのです。  牧師 金子 敬

12/20 主日礼拝 宣教「イエスの誕生」 (ルカ2:1-21) 金子 敬 牧師