知られざる神に

10.04 宣教「知られざる神に」(ルカ10:17-20) 概要から

応答賛美 新生 380(1,4節)「罪の世に過ごす」

現在、ギリシアのアテネにあるアレオパゴスの丘には、古代ギリシアの神殿の遺跡が立ち並んでいます。その丘から坂を下る途中に、小さな黒い石板(縦150㎝、横90㎝)に刻まれたパウロの説教(使徒17章)が認められます。ここが、当時、パウロが数多くの偶像に憤慨して語り出した場所です。しかもその中には「知られざる神に」と刻まれる祭壇もあり、パウロは「それで、あなたがたが知らずに拝んでいるもの、それをお知らせしましょう。」(使徒17:23)と言って語り出したのです。翻って、私たちの住む日本においても、人々は多くの神々を造り礼拝しています。これらは全て「偶像」です。太陽や月、山や川などの自然を神として拝み、石や木に理想の形を刻んで拝み、死者をも神にして拝む!パウロならでもこれには「憤慨」せざるを得ません。「あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。」(出エジプト20:4/口語訳)とあるように、自分の都合で神々を造り出すことは罪です。私たちは「わたしはあなたたちを造った。わたしが担い、背負い、救い出す」(イザヤ46:4)と約束される神、イエス・キリストを通して救い出す真の神以外に神を持ち得ないのですから。   牧師 金子 敬

10/11 主日礼拝 宣教「御言葉を伝えなさい」 (Ⅱテモテ4:1-5) 金子 敬 牧師