神の国に入る条件

09.20 宣教「神の国に入る条件」(ヨハネ3:1~15) 概要から

応答賛美 新生 401(1,4節)「わが君イエスよ 罪の身は」

老教師ニコデモは誠実な求道者でした。イエスは彼の心にある真剣な求めを見抜かれ、「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」(ヨハネ3:3)と言われました。「新たに(アノーテン)」とは「再び」「上から」「根本から」とも訳される言葉です。彼はこれを「母親の胎内に入って生まれること」(同3:4)と受けとめましたが、イエスは「はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。」(同3:5)と言われ、全く別次元の「新生」を示されたのです。即ち、「信仰」は私たちが培ってきた知識の延長線上にあるのではなく、「上から」即ち「神から」与えられるもの、と表したのです。「水と霊」は人間と神との接触域であり、私たちは「水=受浸」を入り口として、「霊=神の国(支配)」に迎え入れられるのです。バプテストの教会は「新生」という言葉をよく用いますが、これは自覚的な信仰告白を通して神の領域に入れて頂くからです。ところでニコデモはヨハネ7:48や、19:39にも登場しますが、求道者の域を超えることが出来たのか不明です。「信仰」は決断を経て、神から与えられる「新生」の出来事なのですから。 牧師 金子 敬

09/27 召天者記念/主日礼拝 宣教「天に記された人の名」 (ルカ10:17-20) 福井 正躬 協力牧師