05.10 宣教「キリストの内にある愛」(ローマ8:35-39)概要から
応答賛美 新生 634 「キリストの愛われに迫れり」
パウロの信仰理解を記す「ローマの信徒への手紙」はこの8章の終りにあるキリスト賛歌で前半が終わります。それは人が救われるのは「律法を全うする行い」によるのではなく「イエスを信じる信仰」によるとの新しい発見であり、そのあまりにも素晴らしい出来事を論じるというよりは賛美していると言うのがふさわしいほどです。その最後の言葉が「私は確信しています。・・・どんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです。」(ローマ8:38-39)との彼の確信です。罪人の救いは、ただひたすら「キリスト・イエスによって示された神の愛」に基づくのです。新約聖書に多用される“エン クリストー”と言う言葉がここでも使われます。“エン”を「によって示された」と訳しているのですが、「キリストの内からあふれ出る」とでも訳したいところです。「救い」は、100%キリストを源とする、との宣言です。それ故「神の愛」は他の被造物によってではなく、100%キリストの内にあり、そこから溢れ出るのです。私たちが信じる信仰は、キリストの内に充満している神の愛によるのです。 牧師 金子 敬
5/17 主日礼拝 宣教「憐み深い者となれ」 (ルカ6:31-36) 金子 敬 牧師