言は肉となって

12/22 宣教「言は肉となって」(ヨハネ1:14-18)概要から

応答賛美 新生167 「天(あめ)にはさかえ」

ヨハネによる福音書は「初め(アルケー)に言があった。言は神と共にあった。言は神であった。」(ヨハネ1:1)から始めます。それは旧約聖書冒頭の「初めに(ブレシート)、神は天地を創造された。」(創世記1:1)に通じる表記です。ここにある「初めに」はどちらも「原初から」「上から」など、人間がかかわる以前から、神からの出来事を表す言葉です。天地を創造された神は「光あれ」との一声でそれを実現されます。正に「万物は言によって成った」(ヨハネ1:3)のです。神の正体は「言(ロゴス)」にあります。「言」を見ることはできません。ところが、「神を見た者はいない。父のふところにいる独り子である神、この方が神を示された」(同1:18)とあります。然り、独り子として現れた神、イエス・キリストが唯一神を表しているというのです。しかも「肉(サルクス)」としてです。サルクスは欠けだらけの弱さを背負った人間の姿であり、その弱さのただ中に「宿られた(天幕を張る)」(同1:14)のです。この様に人の世に来られたイエスは、あらゆる苦しみと悲しみを身に負いつつ十字架の死に至るまでご自身の「恵みと真理」を現したのです。    牧師 金子 敬

12/24 イブ礼拝 宣教「ここに愛がある」(Ⅰヨハネ4:9-10) 金子 敬 牧師

12/29 主日礼拝 宣教「神への感謝の心」(ルカ17:11-19) 福井正躬 協力牧師