7/21 宣教「被造世界の中の人間」(詩編8:1-10)概要から
応答賛美 新生120「主をたたえよ 力みつる主を」
「人間とは何ものか」。私たちはこの問に対する答えを持っているでしょうか。ダビデ王は神の雄大な創造の御業を語りながら、「人間は何ものなのでしょう。人の子は何ものなのでしょう。あなたが顧みてくださるとは。」(詩編8:5)と語りかけています。「人間(エノーシュ/死すべき儚い存在)」も「人の子(ベン アダム/土の子)」も空虚な響きの言語です。そして「神に僅かに劣るものとして人を造り、なお、栄光と威光を冠としていただかせ、御手によって造られたものをすべて治めるように、その足もとに置かれました」(同8:6-7)と被造世界を治める役割を語ります。これを引用したヘブライ人への手紙の著者は「『天使たちよりも、わずかの間、低い者とされた』イエスが、死の苦しみのゆえに、『栄光と栄誉の冠を授けられた』」(ヘブライ2:9)とし、「僅かに」を「わずかの間」に、「人」を「イエス」に置き換えて(七十人訳聖書から)引用しています。即ち、十字架の死に至るまで低くされたイエスに言及したのです。被造世界を治める特権は、上からの支配ではなく、最も低いところに居ます神の子の傍らに立つことで許されている、と言えるのです。 牧師 金子 敬
7/28 礼拝宣教 宣教「空の鳥、野の花を見なさい」 マタイ6:25-34 金子 敬 牧師