造られた世界に安息を

7/14 宣教「造られた世界に安息を」(レビ記25:1-12)概要から

応答賛美 新生125「造られしものよ」

モーセの十戒は「貪欲」を禁じる掟で結ばれています。しかし、今日の世界は正に「貪欲」に溢れています。皆で分かち合うに十分なほど豊かな資源がありながら、これを奪い合い浪費しています。原発の使用済み核燃料の蓄積は増加するばかりですし、プラスチックごみによる海洋汚染は深刻です。「貪欲」は子孫に禍根を残すのです。聖書が語る七日毎の安息日規程は「手を止め頭を冷やして考えよ」と訴えています。今日、安息日厳守は神の前に人間性を取り戻す上で不可欠であり、隣人の命を奪取していることに気づかされる上で必須です。「七年目には全き安息を土地に与えねばならない。これは主のための安息である。・・・あなたをはじめ、あなたの男女の奴隷、雇い人やあなたのもとに宿っている滞在者、更にはあなたの家畜や野生の動物のために、地の産物はすべて食物となる。」(レビ25:4、6-7)とあり、一握りの繁栄の陰で虐げられている多くの弱者や他の被造物に思いを寄せること、即ち「解放の宣言をする」(同25:10)ことを告げているのです。神の民は、全被造物の安息と、主ご自身が安息できる世界に責任を負うのです。 牧師 金子 敬

7/21 礼拝宣教 宣教「被造世界の中の人間」 詩編8:1-10  金子 敬  牧師