混沌を包む神の霊

7/7 宣教「混沌を包む神の霊」(創世記1:1-5)概要から

応答賛美 新生124「この世はみな」

7月の礼拝宣教は「創造・環境」をテーマとしています。創世記、レビ記、詩編、そしてマタイ福音書から御言葉を取り次ぎ、この課題に光を当てたいと願っています。さて、誰であれ聖書を開いて最初に驚くのが、その冒頭に記される「初めに、神は天地を創造された。」(創世記1:1)との言葉ではないでしょうか。同志社を創立した新島襄はこの冒頭の一句によってキリスト者になる決断をしたと伝えられています。即ち、日本に元々無かった概念、無から有を呼び出す「創造」の神に衝撃を受けたというのです。「地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた」(同1:2)とあり、この混沌に向かって神が「光あれ」と言われると「光があった」(同1:3)とあるのです。神は混沌に呼びかけ秩序(光)ある世界を造られたのです。何か材料を用いて作る(アーサー/make)ではなく、無から創る(バーラー/create)のです。たとえ私たちの時代状況が「闇」に見え、希望のない時代に映ったとしても、この闇を包む神の霊があって、「闇」の中から「光」を呼び出される創造の神があると知ることは何と幸いなことでしょうか。   牧師 金子 敬

7/14 礼拝宣教 宣教「造られた世界に安息を」 レビ記25:1-12  金子 敬  牧師