その星を見た学者たち

12/23 宣教「その星を見た学者たち」 (マタイ2:1-12) 概要から~

応答賛美 新生200「もろびとこぞりて」

ドイツの天文学者J.ケプラー(1571-1630)はBC7年に“うお座”で木星と土星が3回にわたり異常接近したことを算出し、これをマタイ2章のクリスマスの星と説明しました。木星は王を、土星はユダヤを表わす星ですから、ユダヤに新しい王が誕生した、との推測です。ところで、この物語でより注目すべきは、新たな王子の誕生を祝うため王宮を訪れたのが異邦人の占星術学者たちであった、と言うことです。ヘロデ王は心穏やかではありません。さっそく自国の学者たちに調べさせ、それが旧約聖書に記されている「ユダの地、ベツレヘム」(マタイ2:6、ミカ5:1)であると推定します。すぐに兵を出して殺害したいところですが外交儀礼上その来訪者を立てて、「行って、その子のことを詳しく調べ、見つかったら知らせてくれ。わたしも行って拝もう」(同2:8)と告げて彼らを送り出します。こうして彼らは幼子のいる家まで導かれ、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げ、更に「ヘロデのところへ帰るな」と夢に告げられ、別の道から自分の国へ帰るのです。今まで来た道と異なる「別の道」を帰る彼らの生き様に、主イエスに出遭った者の新しい歩みが証しされています。 牧師 金子敬

12/24 17:30- クリスマスイブ燭火礼拝 宣教 金子敬牧師

12/30 主日礼拝宣教  福井正躬協力牧師