アンティオキア教会の働き

12/2宣教「アンティオキア教会の働き」(使徒13:1-3)概要から~

応答賛美 新生390「地球のどこかで」

アンティオキアはエルサレムの北500㎞、地中海に近いシリア州に位置し、ローマ、アレクサンドリアに次ぐローマ帝国第三の都市でした。エルサレムで迫害に遭った多くの信徒はこの都市に移り住み、ギリシャ語を話すユダヤ人社会の中で教会を形成し、ここで初めて「キリスト者(クリスチャン)」との名称で呼ばれるようになりました(使徒11:26)。この教会はエルサレムの使徒たちから派遣されたバルナバにより基礎が作られ、タルソスからサウロ(後のパウロ)を招いて堅固な教会を建て上げて行きました。そしてこのアンティオキア教会を通して数次にわたる小アジア、ヨーロッパへの伝道が展開され、キリスト教が今日の世界宗教となる礎を築くこととなったのです。そして、使徒13:1-3はこの世界宣教の幕開け、礼拝の中で聖霊の促しを受けて、バルナバとサウロに按手してその宣教の業を託し、世界宣教へと送り出した重要な場面を記しています。今日は世界宣教を覚えるアドヴェント(待降節)第一主日礼拝です。私たちもこの働きに参加しましょう。  金子 敬

12/09 宣教「不思議な系図」 聖書 マタイ1:1-17  金子敬牧師