聞いて行う者

~9/2宣教「聞いて行う者」(マタイ7:24-29)概要から~

応答讃美歌  新生651 「イエスの愛にこたえ行く」

主イエスの「幸いなるかな!」(マタイ5:3)から始まる山上の説教の最後に、これらの言葉を「聞いて行う者」と「聞くだけで行わない者」の比較が記されます(同7:24-27)。宮城教育大学学長を長年務めた教育学者・林竹二(1906-1985)の有名な言葉に、「学ぶことは変わること」があります。いわゆる知識を得ることが学びではない、学んだ上で、生き方をどう変えるか、また、変わったかが問われるのだというのです。私たちは聖書、即ち「書物の中の書物」(THE BOOK)を戴いています。しかし、これを持っているだけでは“宝の持ち腐れ”です。また、日々読んでいても自分の教養を満足させるためだけで、何も変わらないならば、それは“聖書読みの聖書知らず”となるでしょう。主イエスは、聞いて行う者を、岩を土台にして建てた賢い人に譬えます。変わることを恐れず、聴いた御言葉に従い、実践に移しなさい、と語られているのです。今日聴いた一つの御言葉を今日の行動に生かし現わす、その積み重ねが大切なのです。御言葉に出会って私は変えられた!との経験が「幸い」を作り出していくのです。 牧師 金子 敬

9/9 宣教「祝福の源」 聖書:創世記12:1-9  堤嘉宏執事