被造物の苦難と希望

~8/19宣教「被造物の苦難と希望」(ローマ8:18-25)概要から~

応答讃美歌  新生124 「この世はみな」

「これまでに経験したことのないような」で形容される異常気象が続き、「猛暑」「酷暑」と言われていた今年の夏も、ようやく落ち着いてきたようです。今も様々な困難の中に置かれている方々に慰めと希望が与えられますよう祈ります。「神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった」(創世記1:31)と記されています。しかし、この地球規模の「うめき」(ローマ8:22)に遭遇する今、これらが人類への警鐘として読み取れます。パウロは「被造物は、神の子たちの現れるのを切に待ち望んでいます」(ローマ8:19)と語りますが、それは神の子たちの出現により、再び「極めて良い」状態を回復してほしいとの訴えです。主イエスは「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」(マタイ5:9)と言われましたが、真に「神の子」たちによって回復される全被造物のシャローム(平和)こそが求められているのではないでしょうか。それは被造物の苦しみを希望に変える平和であり、人類による被造物「収奪」ではなく、全被造物との「共生」によって実現する平和ではないでしょうか。  牧師 金子 敬

8/26 宣教「積極的な愛と平和」 聖書:マタイ5:38-48  金子敬牧師