御子による和解

~8/12宣教「御子による和解」(コロサイ1:13-20)概要から~

応答讃美歌  新生458 「いさおなきわれを(A)」

キリスト信仰の要は御子イエスによる「贖い、すなわち罪の赦し」(コロサイ1:14)にあります。私たち人間は、例外なしに皆、罪人です。罪人だから問題を起こすのです。しかしながら罪人呼ばわりされるのは嬉しいことではありません。「良いことだってたくさん行っている」と反論したい気持ちにもなります。でもこれは無駄な抵抗です。「罪が支払う報酬は死です」(ローマ6:23)との死刑宣告さえ受け、死罪が確定しているのです。しかし、この判決と共に、恩赦の道も開かれています。それが神の御子の十字架の死による「贖い」であり、この贖いの故に和解も成立しているからです。「神は、御心のままに、満ちあふれるものを余すところなく御子の内に宿らせ、その十字架の血によって平和を打ち立て、地にあるものであれ、天にあるものであれ、万物をただ御子によって、御自分と和解させられました」(コロサイ1:19-20)。この御子による和解を受け取ることが信仰なのです。そしてこれを神の側で裏付けた出来事が、御子の復活です。この反論しようのない神の恵みの行為にこそキリスト信仰の奥義があると言えましょう。  牧師 金子 敬

8/19 宣教「被造物の苦難と希望」 聖書:ローマ8:18-25  金子敬牧師