喜びを分かち合う

~6/17宣教「喜びを分かち合う」(使徒言行録2:42-47)概要から~
応答讃美歌  新生544「ああ嬉しわが身も」

聖霊降臨によって誕生した教会は、「使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった」(使徒2:42)とあります。これらは最初期の教会がもっとも大切にしていた働きであり、その結果、「すべての人に恐れが生じ、・・・多くの不思議な業としるしが行われ」ました(同2:43)。その不思議な業の内容が、「すべての物を共有し、・・・必要に応じて、皆がそれを分け合った」(同2:44-45)ことでした。それは、富める者も貧しい者も必要を分かち合う理想郷、原始共産主義、共生社会の姿でした。この様な麗しい教会の交わりは、当然のことながら「民衆全体から好意を寄せられ」ますし、その故に「主は救われる人々を日々仲間に加えて一つにされた」(同2:47)のでした。救いの喜びにある交わりの中に、主は求める人を加えてくださったのです。そしてその交わりは更に大きく成長し、キリストの体の環が広げられていったのです。私たちが方策を練って人々を増やすのではなく、主が「この交わりなら大丈夫!」と、人々を加えてくださる愛の交わりこそ、私たちが求める真の信仰共同体の姿と言えましょう。  牧師 金子 敬

6/24 宣教「“美しい門”の傍らで」 聖書:使徒3:1-10