主に望みをおく人

9/15 宣教「主に望みをおく人」(イザヤ40:27-31)概要から

応答賛美 新生538「神はわがやぐら」

イザヤ書40章はイスラエルが国を失って捕囚とされて70年後、国家再建という歴史の転換期に語られた言葉です。力を失った者たちが再び国造りに向かう場面です。苦しみぬいた人々に、「慰めよ、わたしの民を慰めよ」(イザヤ40:1)から始まり、天地を創造し歴史を支配される神への全幅の信頼を語りかけます。預言者は語ります、「若者も倦み、疲れ、勇士もつまずき倒れようが、主に望みをおく人は新たな力を得、鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない。」(同40:30-31)と。この大鷲は風に向かって大きく翼を広げて立ち向かいます。そうすることで、あっという間に空高く舞い上がることができるのです。私たちの人生も、安定した追い風の日々ばかりではありません。むしろ逆風に悩まされることが多いでしょう。しかし、逆風の中でこそ飛躍も可能です。「新たな(ハラフ)」とはこれまでとは異なる「刷新された」の意です。老いも若きも自分の力に頼る頑張りではなく、困難の中でこそ全能の神に身をゆだねてみるのです。そうすれば、神が私たちを持ち運ぶ、豊かな神の恵みを体験することになるでしょう。  牧師 金子 敬

9/22 礼拝宣教 宣教「天の故郷を熱望する」 ヘブライ11:13-16 金子敬 牧師