喜びの歌と共に

02.07 宣教「喜びの歌と共に」 (詩編30:1~13) 概要から

応答賛美 新生46(1,3節) 「喜びの歌を 主に向かって歌え」

アメリカ大統領にバイデン氏が就任しました。彼の就任演説は20分間ほどの短いものでしたが、心打つ内容でその語り掛ける姿は“流石”でした。特に印象に残ったのは“分断ではなく結束を”との言葉で、これまで数か月に及ぶ前大統領の言動を思うにつけ、他国の事ながら安堵の思いを受けたのは私だけではないでしょう。カトリック信仰に立つ大統領はケネディー以来2人目とのことですが、スピーチの途中で“祈りましょう”と演説を中断し、ウイルス感染で亡くなられた方々や医療従事者を思い黙想し“アーメン”と結ぶなど、今もアメリカでは信仰が生きていると感じさせられました。演説の中で聖書の言葉も引用されていました。詩編30編6節です。新共同訳では「泣きながら夜を過ごす人にも、喜びの歌と共に朝を迎えさせてくださる」とあります。表題に「賛歌。神殿奉献の歌。ダビデの詩」(同1節)とあります。厳しい戦国の時代を経て神殿を奉献し、「嘆きを踊に変え、粗布を脱がせ、喜びを帯としてくださいました」(同12節)と歌い上げます。ここには分断を煽る前政権時代の混沌から抜け出したいとの思いが重なります。そしてコロナ禍で苦しむ全世界が、闇夜から解放される「朝」への希望も見えるのです。  牧師 金子 敬

2/14 主日礼拝 宣教「イエスを試す愚かさ」 (マルコ12:13-17) 金子 敬 牧師