共に生きるために

11.08 宣教「共に生きるために」 (ルカ10:25~37) 概要から

応答賛美 新生 570(1,3節)「たとえばわたしが」

毎年11月第二主日は「バプテスト福祉デー」で今年の標語は「共に生きる」です。この言葉を聞く度に思い出すのが長年ネパールで結核医療に従事した岩村昇の言葉です。ある時、一人の青年が険しい山道を三日三晩かけて老人を背負い病院を訪ねて診療を求めます。その労苦に感動した岩村はその青年に感謝の気持ちをこめてお金を差し出しますが、青年は岩村の申し出を固辞し、その理由として語った言葉が「サンガイジュネコラギ」(共に生きるために)でした。以来、この言葉は岩村昇の医師としての信条になりました。「共に生きるために」は多くの福祉施設でも標語となっていますし、キリスト者奉仕会発足時にも繰り返し確認された言葉です。いつの時代にも助けを必要とする人々がおられます。誰がその人たちの助け人になるのでしょうか?主イエスは「わたしの隣人とは誰か」と問う律法の専門家に対して、傷ついた旅人を助けたサマリア人の物語を語り、「誰がその人の隣人になったか」と問われ、「行って、あなたも同じようにしなさい」とお話になりました。今も私の助けを必要とする「隣人」は私の傍らで待っているのです。  牧師 金子 敬

11/15 特別伝道礼拝 宣教「弱いときにこそ強いからです」 (Ⅱコリント12:1~10) 田中文人先生(有明教会牧師)