わが霊を注ぐ

05.31 宣教「わが霊を注ぐ」(ヨエル書3:1-5)概要から

応答賛美 新生 344 「聖なるみ霊よ」

今日は主の復活から50日目の「五旬祭」(使徒2:1)で、旧約の「七週祭」(出エジプト34:22)に相当します。この日にヨエル書3章で預言されていた「神の霊」が弟子たちの群れに降り、主の御名を呼ぶ礼拝共同体(教会)が誕生しました。教会はこの日を「聖霊降臨日」と言い表して記念し、クリスマス、イースターに並んでキリスト教会の「三大祭」として大切に覚えられています。ヨエル書が記されたのはBC400-350年ごろですが、この時代、度重なる蝗(いなご)と干ばつによる自然災害で、人々は疲弊し、激しく心が打たれ、救いを待ち望んでいました。このような民族存亡の危機のただ中に「わたしはすべての人にわが霊を注ぐ。あなたたちの息子や娘は預言し老人は夢を見、若者は幻を見る」(ヨエル3:1)との大いなる約束が与えられたのです。即ち神の審判を想像させる災害の後に、救いを約束するメッセージが与えられたのです。それが「主の御名を呼ぶ者は皆、救われる」(同3:5、ローマ10:13)との大いなる約束です。一民族を超えてすべての人がキリストの十字架を経て与えられた聖霊の時代、教会の時代の到来です。 牧師 金子 敬

6/7 主日礼拝 宣教「聖霊の働き」 (ヨハネ16:7-11) 金子 敬 牧師