04.05 宣教「百人隊長の告白」(マルコ15:33~41)概要から
応答賛美 新生 205「まぶねの中に」
今日から受難週です。この日、「ホサナ、ホサナ」(マルコ11:9-11)とイエスを歓呼の声で迎えた人々は、五日後の木曜日には「十字架につけろ」(同15:13)と突き放します。結局、イエスは独り、十字架へと向かわれたのです。金曜日午後3時、十字架上で主イエスは叫ばれました。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ」(わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか)(同15:34)と。イエスの処刑はローマ法に基づく見せしめ刑です。通常は十字架上で数日間苦しみ続けるのですが、主イエスは6時間後の午後3時に苦しみの絶頂で息絶えています。罪人の罪を引き受けその裁きを受け入れる、この壮絶な戦いを間近で注視していたローマの百人隊長は「このように息を引き取られたのを見て、『本当に、この人は神の子だった』と言った」(同15:39)と告白します。マルコの証言を通して、2000年を経た今の時代を生きる私達は、この出来事をどう告白するのでしょうか。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ」の叫びは、私が神の御前で叫ぶべき言葉ではなかったのか、百人隊長の告白に救われる思いがしてなりません。 牧師 金子 敬
4/12 イースター主日礼拝 宣教「復活~女性たちの証言~」(マルコ15:42-16:8) 金子 敬 牧師