聖霊の働き~命と平和~

6/09 宣教「聖霊の働き~命と平和~」(ローマ8:1-11)概要から

応答賛美 新生267「み霊なるみ神よ」

古来より「健全な精神は健全な肉体に宿る」と言われますが、聖書にはこれと似て非なる表記で「霊(プネウマ)と肉(サルクス)」があります。「霊」は神から来るものを表し、「肉」は人間から出るものを表し、両者は一つに交わりません。ペンテコステの日に聖霊が降り教会が誕生(使徒2章)しますが、ここで初めて弟子たちは肉の縛りから解放され、聖霊の働きにより、イエスを主と証しする者に変えられました。するとすぐに「肉」との戦いが始まります。何故なら「肉の思いは死であり、霊の思いは命と平和」(ローマ8:6)だからです。これまでは自己都合で最善を選べば良かったのですが、ここからはイエス・キリストが主人です。聖霊とは信仰者の中に座を占めるキリストです。「内住のキリスト」とも言い表します。この聖霊によって、「愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制」(ガラテヤ5:22-23)という「命と平和」の実を結ぶのです。これらは人間の努力で達成されるものではなく、上から、主イエスから与えられる聖霊の賜物なのです。私たちも誰を主人としているのか、自己吟味の必要があるのではないでしょうか。 牧師 金子 敬

6/16 礼拝宣教「世界宣教~聖霊に委ねて~」 聖書:使徒13:1-3 金子敬牧師